英検2級の長文問題は、内容一致選択肢や語句補充など、さまざまな設問形式があります。直前期には、以下のような「即効性」のある対策を意識することで、得点力を効率的に上げることができます。
1. まずは全体像をつかむ:長文を読む前の準備がカギ
① 問題文と選択肢を先に読む
- 目的: 長文の内容を予測し、読む際の「目的」を明確にするため。
- 手順:
- 設問をサッと読み、どのような情報を探す必要があるか確認します(例: 主題、具体的な事実、意見など)。
- 選択肢に含まれるキーワード(固有名詞、数字、日付など)をピックアップし、頭に入れておきます。
② タイトルや冒頭文で概要を把握
- 長文のタイトルや最初の数文を読むだけで、テーマやトピックが分かることが多いです。
- E-mailの問題は、差出人と受信者、そしてタイトルから、答えを導くことができます。
- 例: 「This article discusses the environmental impact of plastic waste.」→ 環境問題とプラスチック廃棄物がテーマと分かります。
2. 時間配分を意識して読み進める
英検2級のリーディング全体は約60分。長文問題に30~35分を充てるのが理想です。1つの問題に時間をかけすぎないようにしましょう。
① スキミング(ざっと読む)を活用
- 目的: 必要な情報を探すための目印を見つける。
- 手順:
- 段落の最初と最後の文を優先的に読む(これらの文には、段落の主旨が含まれることが多い)。
- 重要そうな固有名詞、数字、日付、強調表現(such as, for example, in particularなど)を見つけたら線を引くか、メモする。
② 精読は必要な箇所だけに絞る
- 問題の答えを見つける際は、関連しそうな箇所を詳しく読みます。それ以外の部分に時間をかけすぎないようにしましょう。
3. 内容一致問題の解き方
① 選択肢をキーワードで比較
- 各選択肢の違いに注目します(例: 時間、場所、原因など)。
- ポイント:
- 選択肢A: プラスチックは〇〇に影響を与える。
- 選択肢B: プラスチックは△△を解決する。
- → どちらが本文と一致するか確認する。
② 本文と選択肢を対応付ける
- 本文中に選択肢のキーワードが出てくる箇所を探し、文脈と一致するか確認します。
- 特に、選択肢にある「絶対的な表現」(例: always, never, only)には注意。本文がそれを完全に保証していない場合、その選択肢は不正解です。
4. 語句補充問題の解き方
① 文の流れを読む
- 前後の文脈を確認し、「文法的に正しい」「意味がつながる」選択肢を選ぶ。
- 例:
- 「However」や「Therefore」などの接続詞の場合、文の論理関係に注目。
- 「such as」「including」など具体例を示す場合は、直後にリストが来るかどうかを確認。
② イディオムに注目
- イディオム(英熟語)に注意します。
- 例:
- make a decision(決定する)
- catch up with(追いつく)
5. 高得点を目指すために直前期に意識すること
① 過去問を使い、出題傾向を把握する
- 過去問を1日1~2セット解き、設問の形式や長文のテーマに慣れることが重要です。
- 解答後は、「どの設問で時間がかかったのか」「どの選択肢に迷ったのか」を振り返りましょう。
② 単語と熟語を強化する
- 長文中で知らない単語が出ると、意味が取りにくくなります。ターゲット1900・システム英単語や英検2級レベルの単語帳を使い、重点的に対策を。
- 特に覚えるべき熟語: agree with, take advantage of, be involved in など、英検2級で頻出の表現。
③ 長文を音読する
- 過去問や問題集の長文を音読することで、英文の構造や語順に慣れます。
- 効果: 読解スピードが向上し、選択肢検討に時間をかけられるようになります。
6. s-Liveかながわ北山田駅前校での直前サポート
s-Liveかながわ北山田駅前校では、英検2級直前対策を行っています。
- 過去問演習: 時間配分の練習と得点アップのためのポイント指導。
- 個別解説: 長文問題の「なぜその選択肢が正解/不正解なのか」を丁寧に解説します。
- 単語力・熟語力の強化: 英検2級レベルの頻出語を徹底的にカバー。
英検対策でお悩みの方は、ぜひご相談ください。一緒に合格を目指しましょう!
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