先日、相談会に参加された方に
「どのようなタイプの子が、勉強ができる(できるようになる)のでしょうか」
という、質問を受けました。
皆さんも知りたい事かと思います。
正直、「これ!」という答えはありませんが、過去の生徒事例からタイプは分析できると思います。
① テキパキしている
「合理主義・無駄が嫌い・効率重視」のタイプです。テキストの出し入れも速いし、コピーも同時に行ったりします。とにかく早く済ませたい、表現を変えれば、少しでも楽をして点数を上げたいタイプの子は、勉強ができる子が多く、またできるようになっていきます。
コツを掴むのが上手というか、コツを掴むために必死になります。コツを掴んだものが増えると、相乗効果が発揮されて、さらにコツを掴むことが速くなります。
そしてこのタイプの子のカバンの中は、カオス状態です。整理整頓は苦手なタイプが多いです。

② マイペース
周りから「もっと早くしなさい!」と言われても、動じないぐらいのマイペースな子もできる子が多いです。完全に自分の時間を持っているので、自分のペースで理解を進めていけます。
合理主義の真逆かと思いますが、これも実はかなり合理的です。自分の世界で、自分の言葉で、自分の考え方で理解していくので、一度身についたら強固な知識になります。
そしてこのタイプのカバンの中は、とても整然としております。カバンの中は自分の世界なので、資料やテキストを大切にする子が多いです。

③ 素直かつアレンジができる
これが一番かもしれません。教える人は、点数を少しでも上げるために、アドバイスをしているのです。そのアドバイスをまずは素直に聞いて、実践できる子は強いです。
しかし、できる(できるようになる)子は、「アレンジ」ができる子です。自分に合う勉強法にカスタマイズできる子は、とても強いです。

ドイツの哲学者ヘーゲルの弁証法にあるアウフヘーベン的な発想で、時には相反す考えや方法を、組み合わせていき、自分にあった勉強法を生み出していく。
実際にいた生徒の勉強法をご紹介します。
京大芸人の宇治原さんは「自分が教師になり、授業をするつもりで、説明できたら理解できている」という考えで、自分の部屋で架空の生徒に向けて授業をしていたそうです。正直、ちょっとヤバいですが(笑)、かなり理にかなった勉強法だと思います。その子は、この勉強法に目を付けました。
そこに、友達同士で勉強するという勉強法を組み合わせました。友達同士での勉強は、楽しいし、勉強も捗る。しかし、「ついついおしゃべりになってしまう」というデメリットがある。
このタイプの子は、上手く組み合わせるのです。
友達と教科や分野を分けて、それぞれが授業を行うのです。恥ずかしいですし、人の説明のアラを探すために真剣に聞き、鋭い質問をしようとします(友情にヒビが入らないためのルールは必要と言っていました)。
このタイプの子に多いのが、保護者の方があまり管理をしない方が多いです。ルールや約束は決めるのですが、管理せず、本人に任せているご家庭が多いです。自由にさせているからこそ、自由な発想が生まれやすいのかもしれません。
どのタイプが正解とかは無いと思いますが、最終的には③のタイプに進化できた子が、点数を上げているように思います。
ちなみにこのタイプの子のカバンは、最低限の物しか入っていません。足りないものは人から借ります(笑)
「うちの子どもはどのタイプかしら・・・」と思われた方は、一度相談会にお越し下さい。
日頃の様子を聞いて、分析させて頂きます。

個別指導塾 「s-Live(エスライブ)かながわ北山田駅前校