部活引退後、夏から受験本番まで——MARCH以上の経済学部を狙うなら今やるべき勉強

高校3年生の夏。部活を引退して、いよいよ受験勉強に本腰を入れる時期が来た。これから半年ちょっとの期間で、MARCH(明治・青山学院・立教・中央・法政)やそれ以上の経済学部に合格するためには、「何を優先的に」「どのように」勉強すべきか、冷静に戦略を立てる必要がある。この記事では、英語・国語・地歴・文系数学の4教科において、今すぐ取り組むべき学習項目を2つずつ厳選して紹介する。


英語:得点源にも足かせにもなる最重要科目

1. 英単語・熟語の徹底強化(基礎力の土台作り)

英語が苦手な人も得意な人も、最優先で取り組むべきは「単語」と「熟語」の徹底暗記。語彙力がないと、どれだけ文法を理解していても文章が読めない。MARCHレベルの長文では、基本単語だけでなく、少し抽象的な語彙や経済・政治系の単語も頻出する。
『ターゲット1900』や『システム英単語』など、自分に合った単語帳を一冊決めて、1〜2ヶ月で一周を目指す。熟語は『速読英熟語』などで補強。ここで「なんとなく覚えた」ではなく、「即答できるレベル」まで仕上げることが重要だ。

2. 長文読解の毎日訓練(実戦力の構築)

語彙と並んで鍛えるべきは、長文読解のスピードと精度。MARCHの経済学部では、論理的・評論的な長文が出題されることが多く、読解力が点差を生む。
対策としては、毎日1題は長文を読むこと。『やっておきたい英語長文300』『ポラリス英語長文レベル2〜3』などを活用して、「設問に答える」だけでなく、「構造を捉える」「要旨をまとめる」練習を意識する。時間を測って読む訓練も忘れずに。


国語(現代文・古文):配点が高く、差がつきやすい

1. 現代文の論理的読解法を身につける

現代文は「感覚」で解いている人ほど伸び悩む。特に経済学部では、評論文中心の出題が多く、論理展開を正確に追えるかがカギ。
今から取り組むべきは、文章の「接続語」「指示語」「キーワード」に注目しながら論理を読み取るトレーニング。『現代文読解力の開発講座』や『入試現代文へのアクセス』シリーズなどを活用して、読み方そのものを体系的に学ぶべき時期だ。

2. 古文文法・単語の短期集中インプット

古文は暗記科目。文法と単語を集中的に覚えてしまえば得点源になる。
おすすめは『古文上達 基礎編』や『マドンナ古文』などで文法を固め、『古文単語315』などで頻出単語を一気に暗記。助動詞の意味と接続、敬語の種類と使い方は、特に重点的に復習する。1ヶ月で基礎を固め、その後は過去問演習で実戦感覚を養うのが理想。


地歴(日本史・世界史):得点差がつく暗記科目

1. 通史の一周を最速で終える

地歴は「覚える量が多すぎる」と感じやすいが、まずは通史を一気に一周し、全体像を把握するのが最優先。
たとえば日本史なら『金谷の日本史なぜと流れがわかる本』、世界史なら『ナビゲーター世界史』など、わかりやすくストーリーで学べる参考書を使って、夏休み中に通史を終わらせることを目指す。この段階では細かい年号や語句よりも、「なぜそうなったのか」「どの順番で起きたのか」を理解することに注力。

2. 教科書+一問一答で知識を定着

通史を終えた後は、教科書の精読と一問一答で知識を肉付けしていく。MARCHの経済学部では、知識の正確さと応用力が問われる設問が多いので、用語の背景や因果関係まで押さえることが必要。
『東進一問一答』『山川一問一答』などを使い、間違えた箇所にチェックを入れて何度も復習。「わかったつもり」をなくすために、音読や人に説明する方法も有効。


文系数学(出題がある大学向け):得点源にしやすい穴場科目

1. 数ⅠA・ⅡBの基礎を完璧にする

MARCHの経済学部で数学を選択できる大学では、標準的な問題が多く、基礎ができていれば点を取りやすい。
『黄チャート』や『Focus Gold』を使って、まずは典型問題を一通り解けるようにする。計算ミスや公式の忘れを防ぐため、毎日少しでも触れる習慣が重要。特に確率、ベクトル、二次関数、微積など、頻出分野を重点的に。

2. 過去問・実戦問題で時間配分を練習

基礎が固まってきたら、実戦的な問題演習へ。MARCHの経済学部では、計算スピードと正確性が求められる。
『文系数学の良問プラチカ』『入試問題集(赤本)』を使い、実際の時間配分で解く練習をすることで、合格点を確保する力を養う。最初から満点を狙うのではなく、「確実に7割取れる問題を見極めて解く力」を身につける。


まとめ:夏の過ごし方が合否を分ける

MARCH以上の経済学部を目指すなら、この夏が勝負。特に部活引退からのスタート組は、「周囲よりも出遅れている」という意識を持ちつつ、焦らず戦略的に進めることが大切だ。

英語・国語・地歴・数学のすべてに共通するのは、「基礎の徹底」と「実戦の繰り返し」。優先順位の高い勉強から手を付け、8月末までに基礎を固めることができれば、秋以降の演習と過去問対策で一気に合格圏に近づくことができる。

まずは一歩目を、今日踏み出そう。

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