高校3年生の夏以降、受験生にとって避けて通れないのが「模試(模擬試験)」。進研模試、全統模試、駿台模試など、各予備校が実施する模試は、現状の学力を測るだけでなく、志望校合格への距離を知る貴重な機会だ。
だが、模試を「ただ受けて」「判定だけ見て」「なんとなく落ち込む」——そんな人が多いのも事実。この記事では、模試を成績UP・志望校合格に直結させるための正しい活用法と判定の見方を解説する。
1. 模試は“結果”より“材料”と捉える
模試の目的は「受けること」でも「判定をもらうこと」でもない。模試は、“本番に向けて何を直せばいいかを明確にする”ための材料だ。
模試後、やるべきことは以下の3ステップ:
- 自己採点と復習を即日〜翌日中にやる
記憶が新しいうちに、自分のミスや曖昧だった問題に向き合う。模試当日に自己採点することで、公式結果より早く「次にやるべきこと」が見える。 - 間違えた原因を分類する
単純な暗記ミスか、時間配分の失敗か、そもそも知識不足か。例えば英語長文で時間切れになったなら、語彙よりも読解スピードを鍛えるべき。 - 「できなかった問題リスト」を作って、反復練習
ここが一番差がつく。模試の復習ノートを作り、「次に出たら絶対解ける」状態にしておく。伸びる人はこの作業を確実にこなしている。
2. 判定は「合否の予言」ではなく「戦略のヒント」
模試の判定(A〜E)は、多くの受験生にとって気になるポイントだろう。だが、判定は絶対ではない。模試の判定は、「同時期に受けた受験生の中での偏差値」と「過去の合格者データ」から導き出されたものであり、次の模試、次の月には大きく変わる。
判定を見るときは、以下のように考えよう:
- C判定=合格のチャンスがある証拠
Cは「五分五分」。つまり、「合格ラインに手が届くところにいる」ということ。ここからの伸びが勝負を決める。 - D・E判定=“伸びしろの見える化”
下位判定は「今の勉強法では厳しい」ことを教えてくれている。失敗ではなく、やり方の軌道修正のタイミング。 - 科目別バランスをチェックする
合格可能性に直結するのは「総合力」よりも「合格最低点を超えられる配点バランス」。英語が高得点でも、選択科目で足を引っ張っていたら総合で負ける。
判定はあくまで“現在地の地図”。地図を見て、進む方向とやるべきことを明確にするのが、本当の使い方だ。
3. 夏以降の模試の使い方が、秋の伸びを左右する
模試は年に何度もあるが、最も重要なのは夏以降(8月・9月・10月)の模試の復習と改善策の実行だ。ここを徹底する人ほど、秋から一気に点数を伸ばす。
- 「前回の模試でできなかったこと」が今回できているか?
- 「前回ミスした単元を重点的に復習したか?」
- 「時間配分と試験当日の立ち回りを改善できたか?」
模試の点数が伸びるのは、「何を、どう修正したか」による。1回ごとにPDCAを回すつもりで模試に向き合うと、確実に結果は変わってくる。
4. 合格者は“模試ノート”を作っている
成績を伸ばす受験生の多くが実践しているのが、「模試ノート(復習ノート)」の作成。やり方はシンプルだ。
- 問題文を切り取る or 問題番号を書く
- 自分の解答と正答を並べる
- 間違えた理由・考え方・参考書などをメモ
- 「次に同じミスをしないために何をするか」を明記
1冊のノートにまとめておけば、次の模試前や過去問対策の直前に復習できる。模試は「復習して終わり」ではなく、「武器にして次につなげる」ものだ。
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