「またゲームばっかり!」
「やる気あるの?」「うるさいな、今やろうと思ってたのに!」
「3者面談、何話されたかちゃんと言ったの?」「別に…」
——こんなやりとり、今まさにどこのご家庭でも起こっていそうです。
定期テスト→三者面談→夏休み。
この3つのイベントが立て続けにやってくる6月〜7月は、中学生親子にとって、1年のうちで最も衝突が起きやすい時期です。
今回は、そんな“ケンカ多発シーズン”に、どうすれば無駄なバトルを避けられるか。
保護者としてできる「賢い関わり方」を、具体策3つにまとめてお届けします。
なぜこの時期に、親子ケンカが増えるのか?
まず背景から確認しておきましょう。
✅ 子どもは「成績」「先生からの評価」に敏感になる時期
三者面談では、先生から「もう少し頑張ってほしい」「提出物が遅れがち」「やればできる子」などのアドバイスをもらうことが多く、
子どもなりに“自分が見られている”ことに敏感になっています。
でも、それをうまく受け止めたり、家庭で言語化したりする力はまだ未熟。
✅ 保護者は「成績+将来の不安」で焦る時期
中1なら「スタートダッシュ失敗…?」
中2なら「来年は受験生なのにこのままでいいの?」
中3なら「あと半年ちょっとで本当に大丈夫?」と、不安がピークに。
その不安が、つい言葉になって噴き出してしまうんです。
ではどうすればいい? ケンカを防ぐ“親の対応力”3つの具体策
① 「勉強した?」と聞くのをやめて、“勉強できる環境”を整える
「宿題やったの?」「勉強しなさい」——これが子どもを一番イラつかせるワードです。
言えば言うほど反発し、やってても「やってるのにうるさい」と不満が募る。
この悪循環は避けたいところ。
✅ 代わりに親ができること:
- リビングのテレビを少し早めに消す
- 家族も一緒に静かに本を読む
- スマホは充電ステーションに置かせる
📌 ポイントは、“勉強せざるを得ない空気”を親が演出すること。
子どもは言われなくても、空気を読んで動きます。
② 「なぜできないの?」ではなく、「どこでつまずいた?」と聞く
成績が振るわなかった時、つい言ってしまいがちな言葉がこれ:
「なんでこんな点数なの?」
「勉強してなかったの?」
「他の子はもっとできてるよ」
これは全て、子どもにとっては“攻撃”に聞こえます。
✅ そこで言い換えるなら:
- 「ここ、どこでつまずいたと思う?」
- 「これって授業でやった?先生なんて言ってた?」
- 「同じ間違い、前にもなかった?」
📌 親が“分析者”のような視点で接すると、子どもも「味方」と感じ、素直に話しやすくなります。
③ 面談後の家庭での“振り返りトーク”は「問いかけ中心」で進める
三者面談が終わった後、子どもにどう声をかけていますか?
NGワード例:
- 「先生、かなり怒ってたよね」
- 「このままじゃ高校行けないって言ってたよ」
- 「どうすんの?夏期講習とか通う?」
こんな圧のある言葉は、子どもを無言・無視・逆ギレに追い込みます。
✅ おすすめは“問いかけ型”の声かけです:
- 「どの教科、1番改善したいと思った?」
- 「夏にどれくらい取り戻せそう?」
- 「次のテスト、いつ頃から準備始めたい?」
📌 子ども自身に考えさせ、言語化させることで、自発的な行動が生まれます。
ケンカを避ける最大のコツは、「親が先に落ち着く」こと
感情が高ぶっているとき、子どもは親の“顔色”をとてもよく見ています。
だからこそ、まずは親が深呼吸して、一拍置いて対応することが何より効果的です。
✅ 「何を言うか」よりも、「どう言うか」
✅ 「今すぐ正そうとしない」
✅ 「関係性を壊さない範囲で、本音を探る」
このスタンスが、夏を乗り切る鍵になります。
✅ それでも限界を感じたときは、第三者のサポートを。
「どう話しても、聞く耳を持ってくれない…」
「親の言葉だからこそ響かない…」
そう感じたときは、無理せず“第三者”の力を借りるのが得策です。
🎯 s-Liveかながわ北山田駅前校では、こんなサポートをしています
🔹 成績だけでなく「勉強の習慣そのもの」を見直す指導
🔹 子どもが「親に言えない悩み」を安心して話せる環境
🔹 保護者との連携を大切にした二者面談・三者面談の充実
🔹 夏休み中の学習計画、生活リズムの整え方もフォロー
📌 特にこの時期、親子が「正面衝突」せずに済むよう、“家庭外の味方”として伴走する体制を整えています。
📞 学習相談・夏期講習体験は、いつでも受け付け中です!
最後に:ケンカは「お互いが真剣」な証拠。でも、ぶつからずに前に進む道もあります。
成績のこと。進路のこと。将来のこと。
親も子どもも、不安だからこそ感情的になってしまう。
でもそのときこそ、「どう関わるか」を見直すチャンスです。
どうしても一歩踏み出せないときは、s-Liveがその一歩を一緒に支えます。
夏は、変われるタイミングです。今が、そのきっかけかもしれません。

個別指導塾 「s-Live(エスライブ)かながわ北山田駅前校