皆さんは「ポラロイドカメラ」と聞いて、どんなイメージを持たれるでしょうか。

シャッターを切ると、その場ですぐに写真が紙に現れてくる――デジタルカメラやスマホが当たり前になる前、ポラロイドは世界中の人を驚かせ、笑顔にした魔法のようなカメラでした。
しかし、その発明の裏にどんな人物がいたのかをご存じの方は少ないのではないでしょうか。
その人こそ、エドウィン・ランド。アメリカの発明家であり、ポラロイド社の創業者です。
実はスティーブ・ジョブズ(Apple創業者)が「最も尊敬する発明家」と語った人物でもあり、ランドの挑戦の姿勢や発想力は、今でも学ぶ価値のあるものなのです。
👨🔬 きっかけは「娘の一言」
ランドの代表作「インスタントカメラ」が生まれたきっかけは、とてもシンプルでした。
ある日、彼が娘と一緒に写真を撮っていたとき、娘がこう言ったのです。
「どうして写真って、すぐに見られないの?」

大人からすれば当たり前の疑問かもしれません。ですが、ランドはその素朴な質問に真剣に向き合いました。
「なぜすぐに見られないのか」「どうすれば見られるのか」――その探究心から、のちに世界を驚かせるポラロイドカメラが生まれたのです。
ここに、学ぶ上で大切なヒントがあります。
「素朴な疑問を大切にする姿勢」です。
子どもたちがふと口にする疑問こそ、学びの原点。そこを見逃さず、調べ、考え、挑戦することが、新しい発見や成長につながります。
🚀 ジョブズが惚れ込んだ「哲学」
スティーブ・ジョブズは、ランドのことを「アップルの精神的な父」と呼んでいました。
その理由は、ランドが単なる技術者ではなく「人々の生活をどう変えるか」という視点を持っていたからです。
ランドは社員に向かって、こんな言葉を残しています。
「真の発明とは、技術そのものではなく、人々の生活に喜びや便利さをもたらすことだ」
ジョブズがiPhoneを作り上げたときも、この精神が根底にあったのは間違いありません。
つまり、学びも同じです。公式や年号を暗記するだけではなく、「これを学んで自分の生活や未来にどう活かせるか」を考えることが、真の学びにつながるのです。
💡 ランドから親として学べること
ランドの姿勢から、私たち大人が子どもに伝えたいのは次の3つです。
- 小さな疑問を大切にすること
「なぜ?」「どうして?」という問いかけを、学びのチャンスに変える。 - 挑戦を恐れないこと
すぐに結果が出なくても、挑戦する姿勢を褒める。ポラロイド開発にも5年かかったといわれています。 - 学びを生活とつなげること
知識をテストだけで終わらせず、「将来どんな役に立つのか」を考える習慣をつける。
子どもたちが「勉強しなさい」と言われて机に向かうのではなく、自らの疑問を出発点にして学べるようになることが、長い目で見て一番の力になります。
📈 学ぶ姿勢が、成績にもつながる
実際、当塾でも「素朴な疑問を大切にする姿勢」が結果に表れた例があります。
ある生徒は理科が苦手でしたが、「なぜ空は青いのか?」という問いをきっかけに調べ始めました。その流れで光の性質に興味を持ち、参考書を自分から読むように。結果、苦手科目が得意科目に変わり、定期テストの点数が20点以上アップしました。
学びの姿勢が変わると、成績だけでなく自己肯定感も大きく変わるのです。
🌱 学ぶ姿勢を支える環境を
エドウィン・ランドは、娘の素朴な一言をきっかけに世界を変えました。
しかし、それは偶然ではなく、日頃から疑問を大切にし、挑戦する習慣を持っていたからこそです。
親としてできるのは、「疑問を笑わずに一緒に考えてあげること」。そして、必要なら塾のような環境を利用し、専門的に導いてもらうことも大切です。
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s-Liveかながわ北山田駅前校では、ただ問題を解かせるだけでなく、「なぜ?」「どうして?」を出発点にした学びを大切にしています。
- 疑問を持ったときにすぐに聞ける仕組み(LINEでの質問対応)
- 東大生によるわかりやすい解説
- 学習習慣を自然と身につけられるカリキュラム
実際に、入塾してから「勉強が面白い」と言うようになった生徒も増えています。
お子さまが自ら学びに挑戦できるよう、私たちが全力でサポートいたします。
📌 まとめ
エドウィン・ランドの生き方は、子どもたちに「学ぶとは挑戦することだ」と教えてくれます。
ぜひご家庭でも、日々の小さな疑問を大切にしながら、お子さまの学びを育んでいただければと思います。

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