◆リビングのため息
「ねえ、そろそろ勉強したら?」
時計を見ると夜の9時。リビングのソファでゴロゴロしながらスマホゲームに夢中の息子を前に、私はまた同じ言葉を口にしていた。
「あとでやるって!」
「その『あとで』はいつ来るの?」
イライラが募る毎日。中学生になって半年、部活は頑張っているけれど、勉強はさっぱり。テスト前も直前にバタバタとワークをやるだけ。結果は平均点前後。
「私の声かけが悪いのかな…」
「放っておいた方がいいのかな…」
悩みながらも、つい口を出してしまう。そんな日々の繰り返しだった。
◆塾の先生の一言
そんな時、ママ友とのおしゃべりの中で耳にしたのが「s-Live」という学習塾だった。
「うちの子も、全然勉強しなくて困ってたんだけど、ここに通い出してから変わったのよ。家じゃ相変わらずだけど、塾に行くとスイッチが入るみたいで」
正直、半信半疑だった。
だって、うちの子が「勉強モード」になるなんて想像できなかったから。
でも、あのまま口喧嘩を続けていても、息子にとっても私にとってもプラスにならない。
まずは私だけ個別相談会に申し込んでみた。
その個別相談会で塾の先生に相談した。
「うちの子、本当に勉強しなくて…。声をかけるとケンカになるし」
先生は笑顔でこう答えた。
「お母さん、多くの中1生“家で勉強しない”です。デジャブかと思うくらい、毎回同じ相談を受けます(笑)。そこで大切なのは、環境と勉強のやり方を知っているかどうか。集中できる環境とコツが分かれば、意外とスッと動き出すものですよ」
その言葉に少し肩の力が抜けた。そして、先生から具体的な勉強法を教えてもらった。
◆中1男子でもできる勉強のコツ
ここからは、先生から聞いた内容+実際に我が家で試した勉強法を紹介します。
「中学生になったけど全然勉強しない…」と悩む親御さんに、少しでもヒントになれば嬉しいです。
①「時間」ではなく「ページ」で区切る
「30分勉強しなさい」と言っても集中できないのが中1男子。時計を見て「あと20分もある…」と気が遠くなるのです。
そこで有効なのが 「今日は数学ワーク2ページだけ」 のようにページ数で区切る方法。
実際にやらせると、5〜10分程度で終わることが多い。短い達成感を積み重ねることで「意外とできるじゃん」という気持ちが生まれます。
②「類題演習」で定着を狙う
s-Liveかながわ北山田駅前校でも大切にしているのが「類題演習」。
1回解けたらゴールではなく、似たような問題を何度も練習する。
たとえば一次方程式。
「2x+3=7」を解けたとしても、数字を少し変えただけで間違えることが多い。
→ 類題を繰り返すことで、解き方が“身体に染みつく”ようになります。
これはテスト本番で力を発揮する最大のポイント。
③「課題提出」を武器にする
最近は定期テストだけでなく、課題やレポートの比重が大きくなっています。
実際に、ある生徒はテストが平均点程度でも、レポートを頑張ったことで英語の評定が「5」に。
提出物は“ただやる”のではなく、“質を高める”のが成績に直結します。
アドバイスとしては…
- 出されたその日に塾や家庭で共有する
- 早めに取り組み、赤ペンで修正を入れる
- 提出直前に見直す習慣をつける
これだけで、成績表が大きく変わります。
④「音読」は最強の暗記法
「英単語覚えなさい」と言っても、ノートに写すだけでは頭に入りません。
中1男子に効くのは 声に出すこと。五感をフルに使って覚える。歩きながらも効果あります。
英語の例文を10回音読するだけで、単語も文法も一緒に頭に残ります。
国語の漢字、社会の用語、理科の用語も同じ。
親が隣で聞いてあげると、子どもは「ちゃんとやってる感」が出てさらに集中します。
⑤テスト直前は間違った問題を反復する
ワークを解きっぱなしにしても点数は伸びません。
大事なのは 間違えた問題をひたすら反復を作ること。
- どこで間違えたのかを何回も確認する
- 解き直しを最低3回はする
- そして類題を要求する
これをやるだけで、点数の底上げができます。
実際に塾の生徒で、これを徹底したら数学が20点アップした子もいます。
◆母の気持ちの変化
勉強法を少しずつ取り入れていくうちに、息子の様子も変わってきた。
「ママ、今日は2ページやったよ」
そんな言葉を聞ける日が増えた。
テスト直前も、以前のようにバタバタせず、「間違いノート」を開いて集中している。結果も少しずつ上向いてきた。
そして何より、私自身がイライラする回数が減った。
「子どもは勉強しないもの。大切なのは、やり方を一緒に見つけること」
そう思えるようになった。
◆まとめ:勉強は「やり方」で変わる
- 時間でなくページで区切る
- 類題演習で定着させる
- 課題提出を武器にする
- 音読で暗記力を高める
- 間違った問題をひたすら反復&類題演習
この5つを意識するだけで、勉強嫌いの中1男子でも少しずつ前進できます。
もし「自分ではなかなか管理できない…」と感じるときは、ぜひ塾の力を借りてください。
特に S-Liveかながわ北山田駅前校 では、こうした具体的な勉強法を1人ひとりに合わせて提案し、実際に「やれる」まで寄り添います。
「勉強しない息子」に悩むお母さんへ。
その悩みは、一歩の工夫と環境で変わります。
【おまけ】📋 親御さんのためのチェックリスト
「今日からできる声かけ・関わり方」
✅ 「30分やりなさい」ではなく「2ページだけやってみよう」と言ってみる
✅ 提出物は「早めに見せてね」と、出されたその日に確認する
✅ 間違えた問題を一緒に見直す(正解よりも「どこで間違えたか」を重視)
✅ 音読は「聞いてあげる」スタンスで(採点者ではなく観客になる)
✅ テスト直前は「まだやってない所ある?」と問いかける

個別指導塾 「s-Live(エスライブ)かながわ北山田駅前校