学年を越えた勉強をやる意味を中2生から学ぶ

中1の12月に入会した中1生が、中2の12月に因数分解を解いております。

テキストの課題では”高校入試レベル”の問題も解き、全ての課題をクリアーしたので、

【解き切る】と表現しております。

この生徒はもともと「数学は好き」と言って入会してくれました。

入会時に中2のテキストも同時に渡し、式の展開から開始し、中210月に中3のテキストに入り、12月下旬に因数分解を解き切りました。見事な1年でした。

中1・中2で数学が得意な生徒であれば、少しのアドバイスとポイントを押さえれば、短期間で学年を超えることはできます。

そして先日その生徒が「みんな「テストだからテスト範囲の勉強をしないと・・・」と言っていて、とても不思議に思ったんです」と言ってきました。

全然、違和感を感じなかったので、「なんで?」と聞き返すと、こう答えました。

「テストだからテスト範囲の勉強をするのは当たり前です。私は学年を越えた数学や学校で習わない英文法などを、ここに来た時は「テストだけど勉強する」という気持ちで頑張っているので…」

こんなことが言えるようになった生徒に感動しました。

確かにテスト前ギリギリまで、学年を越えた箇所を課題に入れて欲しいと頼まれました。

英文法も学校とは別のテキストを使用して、基礎基本を押さえていましたが、こちらもギリギリまで課題に入れて欲しいと言われました。

その中学生にとって、学校の勉強は”呼吸”のように自然なことで、勉強スイッチを入れて挑むのが「学年を越えた内容」や「英文法」のようです。

だから「テストでも勉強する」という表現になったのだと思います。

現在、学年を越えた内容を勉強している生徒が増えてきました。

「例題を何度も読み、理解を進める生徒」

「姿勢を変えてスイッチを入れる生徒」

「小刻みに質問してきて、一気に理解を進める生徒」

タイプはそれぞれです。それでいいのだと思います。

多くの学年を越える生徒を見てきて、自分なりの「勉強方法」を確立することがとても重要だということに気が付きました。

自分なりの学習スタイルや理解する方法を身に付けることは、勉強のみならず社会に出て一番大切な力だと思っております。

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