『神奈川県の県立高校は、内申点で決まる』と言い切ってもいいぐらいに、内申点のウェートが高いです。
内申1点は入試の点数の2.5点になる(内申と入試の比率で点数は前後します)ので、受ける高校の内申点の平均から4点低い場合は、入試で10点多くとる必要があります。
多くの中学生と保護者がこの事実を知り、現実に直面するのが中2の3学期頃です。
なぜなら、中2の3学期が入試の内申点に入るからです。
この事実は、ほとんどの中学生と保護者は知っているのですが、その段階にならないと現実的にならない人が多いからです。
そこで焦って塾に通ったり、塾を変えたりする中学生と保護者が増えます。
ある意味「切羽詰まった状態」です。
中3の11月の成績表を上げるために、できることは沢山ありますが、できれば中2の段階で余裕を持っておきたいですよね。
この状態になりたくない中学1年生と保護者の方は、ぜひこの記事を読んで早めに志望高校を決めてください。
なぜ早めに志望高校を決めると得をするのか、それは次の3つのアドバンテージを持つことができるからです。
1.志望高校が必要とする内申点を具体的な数字で意識できる
漠然とした目標では、人はなかなか頑張ることができません。
具体的かつ高い目標があれば、そこに向かって努力することができます。
例えば、川和高校に行きたい!! となれば川和高校の合格者の内申点の平均は129点なので、130点を目指すことが目標になります。技能4教科を含めて、ほぼオール5を取る必要があります。
主要5教科はオール5が必達になります。
テストでは満点を狙って勉強する必要があります。
すると全てが逆算できます。
中1の1学期をどう過ごすか。 まずは【自分なりの勉強法】を確立する必要があります。
多くの中1生が、何となく授業を受けて、少し漢字や単語を覚えて迎える初めてのテスト迎えます。
【自分なりの勉強法】を確立することを目標にしている中1は、ほとんどいないと思います。
「どう予習・復習したらいいのか?」
「分からない問題はどうしたらいいのか?」
「自分に合っている復習のタイミングは?」
このように考え方が変わってきます。その結果、行動が変わってきます。
これが中1で志望高校を決める1つ目のアドバンテージです。
2.先生方の意識が変わる
「〇〇はA高校を目指して、頑張っているらしい。。。」
こういう噂は、職員室ですぐに広がります。
先生方が「〇〇はA高校を目指して頑張っている」というフィルターを通して、見てきます。
職員室に質問に行くと「頑張っているね!!」とか、「A高校目指しているんだって」と、励ましてくれるケースが多いです。
そう言われると、嬉しくなりますよね。そしてプレッシャーを感じますよね。
この効果が大きいのです。自分1人でモチベーションをキープし続けるのは至難の業です。
この第3者からの励ましやプレッシャーを、毎日会う先生方から浴びせてもらえるのは得しかありません。
これが中1で志望高校を決めるアドバンテージの2つ目です。
3.自分自身のアンテナが増える
「A高校」という言葉が聞こえてきたり、目にしたりすると、耳や目が自然に反応します。
日々の生活の中で、このアンテナは増えていきます。
高校野球や高校サッカーなどの記事をネットで見ても、自然とA高校の試合結果に目が行くと思います。
A高校の前を通るとドキドキします。A高校の生徒がいると、さらにドキドキします。
常に「A高校」の事が気になり、その気持ちがモチベーションにつながります。
これが中1で志望高校を決めるアドバンテージの3つ目です。
まとめ
「内申点」は中1からの積み重ねであることが、お分かり頂けましたでしょうか。
高校入試は中1から始まっています。
そのことを強く意識するためにも「志望高校」を早めに決めることが大切です。
よく「まだ良く分かりません」と言われますが、とりあえず「興味がある高校」「知っている高校」を志望高校に設定すれば良いと思います。
後から本当に行きたい志望校が出来たら、変えればいいのですから。
問題は「気づいた時には遅い」ということです。
しっかりと「内申点」を積み上げて、中3の11月に自信を持って志望校選定できる状態を目指してください。
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