この時期の悩める高1がやるべき3つの勉強

すでにお子様は「『英語』が難しい…」とか、「『数学』がもう分からない…」など言われていませんか。

ゴールデンウイークに入り、久しぶりにゆっくり話す時間ができたので、高校の様子を聞いてみると、このような言葉を聞き、驚いている保護者の方がいると思います。

1つ安心して欲しいことは、『良くある』ことです。

そしてこの時期に本音を聞けたことを『ラッキー』と思って下さい。

『ラッキー』と耳をいや、目を疑った方もいると思いますが、これが高3の今頃でしたらどうします。

洒落にならない状況だと思います。以前予備校を運営している時は、5月ゴールデンウイーク明けに相談会に来る高3生は多かったです。高1から勉強の時間が止まっている方がほとんどでした。

それではそうならないように、高1生が「今から何をすればいいのか」をお伝えしたいと思います。

1.大学受験用の英単語・熟語を覚え始める&英文法を整理する

英語が苦手な人の特徴は2つです。

「英単語」の量が少ない。

「英文法」が整理されていない。

「英単語」の量が少ない。

「come up with」「waste」「immediately」は、英検受2級レベル英単語ですが、結構普通に高校英語では出てきます。知らなければ、英文を読むことができませんよね。

高校で英語が得意な生徒は、実は中3の入試後から「高校準備」を始めています。大学受験用の「システム英単語」「ターゲット1900」などを覚え始めている子は、単語・熟語を覚えることが体に馴染んでいるので、授業中に出てきた知らない単語や熟語を【息を吸うようによう】に覚えます。

高校の教師は、教科書に出てきた英単語や熟語は覚えているものとして、テストを作成します。

「英文法」が整理されていない。

『Be動詞』の役割ってなんですか?

『不定詞』って説明できますか?

『関係代名詞』と『関係副詞』の違いは?

中学までは短い英文が多いので、感覚で読むことできてしまうのが英語です。

ある程度の単語力と文法力があれば、感覚で読めてしまいます。

そして高校に入り長い英文ラッシュに面を喰ってしまい、「英語嫌い」への道を歩んでいきます。

ぜひ英文法をしっかりと整理されてください。英文法は中学からの積み重ねになります。

整理をする上でのおススメは、次の参考書です。

中学英文法を整理し直すにはもってこいの参考書です。図解での解説も多く、2周~3周して「復習タイム」を中心に復習することで、かなり英文法が整理できると思います。

2.自分に合う数学の参考書を見つける

高校の数学の授業は進みが速いです。しかも、数Ⅰと数Aと2つの数学の授業が同時進行で行われます。数Ⅰと数Aで扱う分野が全く異なるので、この時期でチンプンカンプンになっている高1生は結構多いです。

数Ⅰなら「因数分解の応用」、「2次関数の最大値最小値」が鬼門です。

数Aなら「集合のド・モルガンの法則」「順列」あたりが鬼門になります。

正直「先生に何を質問していいか分からない」という人も多いでしょう。

そこで自分に合う分かりやすい参考書を見つけることが、とても重要です。

おススメは次の2冊です。

2冊とも「基礎基本からの理解」を最重要視されて構成されています。

「やさしい高校数学」は会話口調で書かれており、漫画も織り込まれており、親しみやすいと思います。とても分かりやすいと思います。しかし、そのようなタイプの参考書が苦手な人は「入門問題精講」を検討されてみて下さい。

3.現代文の力を向上させる

高校に入り、一番変化するのが「全教科の教科書の文章が増えること」です。

これは国語や社会の文系教科だけではありません。数学も、理科も、副教科も全て教科書が厚くなり、文章量も増えます。

「読解力」がなければ、正直かなり厳しくなってきます。

そのことに気が付かずに、「数学力がないから数学ができない」「暗記力が低いから日本史が覚えられない」となり、数学を切り、日本を切り、なるべく受験教科の少ない大学を受験することを目指し、結果厳しい受験生活へと突入していきます。

こちらは中学生向けに書いた記事ですが、高1生にも参考になる現代文の力を上げるポイントが書いてあります。お時間のある時にお読みください。

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