2月の学年末テストは“今日から”始まっています
「テスト終わった〜!やっとゆっくりできる!」
そんな声が中学1年生から聞こえてくる季節です。
保護者様としても、毎日の勉強・送迎・声かけ、そしてテスト本番…
本当にお疲れさまでした。
しかし、実は テストが終わった“この瞬間こそ”いちばん重要な時間 です。
「えっ?テスト終わったのにもう次の話…?」
そう思われるかもしれません。
でも、ここで動くかどうかで
2月の学年末テストの結果が大きく変わります。
■「終わった瞬間」が最も伸びる理由
テストが終わった直後は、
- 問題を解いた感覚
- どこができたか
- どこでつまずいたか
- 何が覚えられていなかったか
これらが 脳に鮮明に残っている状態 です。
この「記憶が生きている瞬間」に振り返ることが、
勉強の質を一気に引き上げてくれます。
テストが返却されてからだと、
- 「どんな問題だっけ?」
- 「何が分からなかったんだっけ?」
となり、記憶がぼやけ、振り返りの効果は半減してしまいます。
■自分の弱点が“ハッキリ見える”のは今だけ
振り返りは、ただの反省ではありません。
それは 次のテストのスタート地点を定める作業 です。
- 英語の文法が苦手なのか
- 数学の計算ミスなのか
- 国語の記述が書けないのか
- 理科・社会の暗記が甘いのか
弱点が分かれば、
次のテストに向けた「最短ルートの勉強計画」が立てられます。
そして、ここで見つけた弱点こそ、
2月の学年末テストまでに確実に克服すべきポイント です。
学校ワークが配られる1月まで待つ必要はありません。
むしろ 待っていたらスタートが遅れてしまいます。
■学年末テストは「1年間の総決算」
2月の学年末テストは、
ただのテストではありません。
学年で習った範囲がすべて対象になるため、
直前の詰め込みが通用しない“年間で最も差がつくテスト”
です。
そして中1の学年末は、
- 内申点
- 2年生以降の学習難度
すべてに影響します。
特に中1のこの時期は、
まだ多くの生徒が危機感を持っていません。
だからこそ…
今から始めた生徒が圧倒的に有利になるテストなのです。
■今やるべきことは3つだけ
①テストの“自己採点”と“できなかった理由”を本人に言語化させる
理由を言葉にできた瞬間、弱点は克服方向へ動き出します。
②教科ごとに「今すぐ復習すべき単元」を決める
すべてをやる必要はありません。
重要なのは「優先順位」です。
③復習のスケジュールを“この1週間”で固める
勉強は後回しにすると、必ずそのまま流れます。
初動がすべてです。
■中1で“振り返りの習慣”がつく子は、高校受験で強くなる
中学3年生の保護者様がよくおっしゃるのは、
「もっと早く振り返りの習慣がついていれば…」
という言葉です。
中1の今ならまだ十分間に合います。
テスト直後に見直しができる子は、
このあと必ず伸びます。
逆に、「終わったからひと休みしよう」は要注意。
もちろん休むことは大切ですが、
振り返りをせずに休むのは、成長のチャンスを逃してしまいます。
■保護者様へ最後にお伝えしたいこと
お子様はテスト後で少し疲れていると思います。
だからこそ、保護者様の声かけが力になります。
「テスト、お疲れさま。少し休んだら、今日のうちにできなかったところだけ一緒に見ようか。」
この一言で、
お子様の意識は大きく変わります。
テストの振り返りは、
点数以上に 自己成長を実感できる“成功体験” になります。
そしてこの小さな積み重ねが、
中2・中3になったときの大きな差となって表れます。
もし、親子での振り返りが難しい場合には、一度ご相談下さい。

個別指導塾 「s-Live(エスライブ)かながわ北山田駅前校


