学校でも塾でもなく、“家庭でつくられる学習リズム”がカギになる
定期テストが返却されるこの時期、
保護者様の多くがこう思います。
「学校の説明が分かりにくいのでは?」
「塾が結果を出してくれないのでは?」
「先生の教え方が合っていないのでは?」
お気持ちはよく分かります。
大切なお子さまのことですから、
“周りに原因があるのでは”と考えてしまうのは当然です。
ですが、ここで一つだけ
とても大切な視点を共有させてください。
成績が上がらない最大の理由は、
学校でも塾でもなく “家庭の学習環境と本人の行動” にあることが多いのです。
これは叱責でも責任転嫁でもなく、
むしろ 「ここを整えれば、どの子も伸びる」 という前向きな事実です。
■ 学校や塾の“質”よりも、家庭学習の時間の方が影響力が大きい
どんなに良い授業を受けても、
どれだけ丁寧に指導しても、
「自分で解く時間」がなければ身につきません。
テストで点が取れない子の多くに共通するのは、
- 家で机に向かう時間が圧倒的に少ない
- 宿題が“やっただけ”で、理解に結びついていない
- 分からないところを放置している
- 勉強のあるべき習慣ができていない
という“家庭学習の不足”です。
学校や塾は、あくまで インプットの場。
本当に成績が上がるのは、
家で“自分の手でアウトプットした時”です。
これはどんな子にも当てはまります。
■ 「塾が悪いのでは?」と思う前に確認したい3つのこと
保護者様が塾のせいにしたくなるのは当然です。
月謝もかかりますし、お子さまの未来がかかっています。
しかし、テストで点が伸びない時は、
この3点を確認してみてください。
① 家での学習時間は確保できているか
“塾だけで完結”は、中学生では絶対に不可能です。
最低でも 平日1時間・休日2時間 は必要です。
② 「分からない」をそのままにしていないか
授業を聞いただけでは解けません。
分からないところは質問する・調べる・解き直す、
このサイクルが必須です。
③ スマホ・ゲーム・動画の管理ができているか
これは非常に大きな要因です。
本人に悪気はなくても、
誘惑に打ち勝てる中学生はほぼいません。
■ 保護者様の“環境づくり”が、成績を大きく左右する
ここが最も大切なポイントです。
成績は、子どもが勉強しやすい環境を
家庭が整えてあげられているかで大きく変わります。
これは“家で勉強しろと言え”という意味ではありません。
むしろ大切なのは、
- 勉強する時間を一緒に決める
- スマホを預かる仕組みを作る
- テスト期間中だけでもルールを作る
- 完璧を求めず、小さな行動を認める
といった 環境の設計 です。
お子さまは自分では環境を整えられません。
だからこそ、保護者様の関わりが“学力の土台”になります。
これは責めるべきものではなく、
親が関われる“最大のチャンス” なのです。
■ 「やらせられない家庭」が悪いのではなく、仕組みを作れば誰でも変わる
ここまで読んで、
「うち、環境づくりできていなかったかも…」
「あまり勉強時間を見てこなかった…」
と感じた保護者様がいても、
それは責める必要はまったくありません。
大切なのは “今ここから変えればいい” ということです。
中学生の成績は、
たった1〜2ヶ月で大きく変わります。
行動が変われば、
必ず結果が出ます。
■ 点数が取れない子に必要なのは“叱ること”でも“塾を変えること”でもない
必要なのはたった2つ。
① 家庭での学習環境づくり
② 本人が小さく行動できる仕組み
たとえば、
- まずは毎日10分だけ宿題タイムを作る
- 勉強中はスマホをリビングに置く
- 22時以降はスマホオフ
- 塾の宿題を「何をいつやるか」だけ決める
- テスト2週間前に“やるページ”を見える化
これだけで、驚くほど行動が変わります。
■ 最後に:塾は「子どもが伸びる環境」を整える場所
勉強は子どもがするもの。
でも、勉強を続けられる環境は、大人がつくるもの。
学校でも塾でもなく、
家庭での行動こそが点数を変える最大の要因です。
だからこそ、
s-Liveかながわ北山田駅前校では
“家庭での学習リズムづくり” を特に大切にしています。
- LINEで毎日の質問ができる
- 勉強計画を細かく提示
- 家での学習がスムーズになるようフォロー
- 保護者様とも連携して学習習慣づくりをサポート
“勉強しない子” は存在しません。
“勉強できる環境が整っていない子”がいるだけです。
その環境づくりを、
ご家庭と一緒に作っていくのが私たちの役目です。

個別指導塾 「s-Live(エスライブ)かながわ北山田駅前校


