神奈川県高校入試 『数学』 20日で伸びる!裏技的学習法

数学は「得点しやすい問題」と「難易度が高い問題」の差が大きい教科です。神奈川県の入試では、取りやすい問題を確実に得点源にし、難問で時間をロスしない戦略が合格へのカギになります。

この記事では、大問ごとに特化した「裏技的学習法」をご紹介します。


1. 大問1⃣・2⃣(計算・基本問題):確実に得点する訓練を!

大問1⃣と2⃣は、基礎的な計算問題や一行問題が中心で、最も得点しやすいセクションです。ここをミスなく解けるだけで、約4割の得点が可能です。

【裏技1】ケアレスミスをなくす「型練習」

  • 方法: 同じ形式の計算問題を繰り返し解き、解答の「型」を体で覚える。
    • 例: 分数の計算、平方根の処理、因数分解など。
  • 理由: 計算問題は「やり方」を覚えれば確実に点が取れるため、反復練習が最も効果的です。

【裏技2】計算過程を省略しない習慣を

  • 方法: ノートに途中式を丁寧に書き出す。特にミスが多い分数や符号に注意。
  • 理由: スピード重視で省略するとケアレスミスの原因になります。時間をかけすぎる難問を飛ばす余裕を作るためにも、大問1⃣・2⃣で安定した得点を狙いましょう。

2. 大問3⃣(小問集合問題):自分が取りやすい分野を見極める

大問3⃣は、1⃣2⃣と異なり、標準レベル以上の小問が出る傾向が高いです。そして分野も様々です。

【裏技1】数年分を解いてみて、自分が取りやすい分野を見極める

  • 方法: 数年分(できれば5年分以上)といて、自分と相性の良い問題を探す。
  • 理由: 全分野を今から押さえるのは時間的に厳しいです。図形の証明なら証明、ヒストグラムならヒストグラムと絞り込んでいく事が、効率良く点数を取るコツです。

【裏技2】見極めた分野の類題演習を行う

  • 方法: 過去問・問題集から類題を探してとく。時間を測ることを忘れずに。
  • 理由: 類題を通じて、パターンを覚えていきましょう。そして自分が解くのに掛かる、目安の時間を知ることはとても大切です。

3. 大問4⃣(関数):2問は確実に取る!

関数の問題は、図形や数値をもとに関数の式を求めたり、グラフの特徴を読み取ったりする問題です。3問中2問は取りやすい傾向があります。

【裏技1】グラフの「形」を徹底理解

  • 方法: 直線(一次関数)と放物線(二次関数)の特徴を確認する。
    • 例:
      • 直線の式:y=ax + b(傾き a、切片 b)
      • 放物線の式:y= ax^2 + c(頂点の座標や軸を把握)
  • 理由: 式を見てグラフの形をイメージできれば、問題を解く時間が短縮できます。

【裏技2】「代入」と「表作成」で素早く計算

  • 方法: 問題で与えられた数値を、関数の式に代入して素早く確認する。また、xとyの対応表を作ると、グラフが見やすくなります。
  • 理由: 数値を扱う問題では、「代入」が最速の解法です。

【裏技3】グラフの交点を確実に求める

  • 方法:
    1. 二つの関数が交わる点(交点)を求める際は、連立方程式を解く。
    2. 計算ミスが起きやすいので、解答を必ず代入して検算する。
  • 理由: 関数問題では交点が頻出です。解き方をパターン化しておけば得点しやすいです。

4. 大問5⃣(確率):得点源にするための解法を増やす

確率は計算力というよりも、問題のパターンに慣れることで得点しやすくなる分野です。

【裏技1】「基本パターン」を暗記する

  • 例:
    • サイコロを2個振る →分母は「36」
    • 袋から2つ引く → 樹形図を書く。
    • 重複を考える → 必ず書き出して確認。
  • 理由: 基本的なパターンを覚えるだけで、問題の応用が効きやすくなります。

【裏技2】「場合の数」は図解で考える

  • 方法: サイコロやカードの問題は、条件を満たす場合を樹形図や表で書き出す。
  • 理由: 視覚化することで、漏れや重複を防ぎます。

5. 大問6⃣(空間図形):捨ててもいい!

空間図形は難問になりがちで、得点率が低い傾向があります。時間がかかる割に得点に繋がりにくい場合があるため、思い切って飛ばす選択も賢明です。

【裏技1】得点しやすい部分だけ解く

  • 方法:
    1. 図形を展開したときの面積や辺の長さを問う問題は得点しやすいので優先する。
    2. 難解な立体の体積や比率の問題は後回し。
  • 理由: 時間効率を考えると、「得点しやすい小問だけ解く」戦略が有効です。

【裏技2】「展開図」をイメージする訓練

  • 方法: 教科書や問題集の展開図を見ながら、実際の立体をイメージする練習をする。
  • 理由: 展開図の問題は意外と頻出で、コツを掴めば得点源にできます。

6. 直前期の学習スケジュール例

1週間前~前日

  1. 大問1⃣・2⃣:基礎固めに全力投球
    • 計算問題を重点的に練習し、正確性を上げる。
  2. 大問3⃣:自分が取りやすい問題を見極めて、類題演習。
  3. 大問4⃣・5⃣:取りやすい部分を集中対策
    • 関数と確率の出題パターンを見直す。過去問を使って、解答の流れを覚える。
  4. 大問6⃣:得点しやすい小問を選ぶ練習
    • 難問にこだわらず、効率よく解ける問題だけに集中する。

本番当日

  • 大問1⃣・2⃣→大問3⃣→大問4⃣・5⃣→大問6⃣の順で解く。
  • 難しい問題に時間をかけすぎず、解ける問題を優先して進める。

まとめ:確実に得点できる問題を取る戦略を!

神奈川県高校入試の数学は、取れる問題を確実に取ることがカギです。

  • 大問1⃣・2⃣: ケアレスミスをなくし、基礎問題を安定して得点。
  • 大問4⃣(関数)・5⃣(確率): パターンを覚え、応用力を身に付けて得点源にする。
  • 大問6⃣(空間図形): 必要に応じて捨てる選択も。

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