高校2年生の今こそ考える「受験校の決め方」──迷う理由は“やり方”を知らないから

高校2年の冬。
この時期、たくさんの高2生が同じ悩みにぶつかります。

「受験校…まだ決められていない」
「興味はあるけど、最終的にどう決めればいいの?」
「そもそも、何を基準に選べば正解?」

実はこの“迷い”の理由は、
学校選びの手順や基準を誰も教えてくれないから。

そこで今回は、
高2の今、絶対に知っておくべき「大学の決め方」
わかりやすく整理してお伝えします。

高3になってからでは遅い。
今日からスタートできる「正しい選び方」です。


1.まず最初に知らなければいけない事実

大学選びは「偏差値」ではなく “条件” から決める

ほとんどの高校生は、いきなり偏差値表を見て探し始めますが、
これは失敗する王道ルートです。

最初に決めるべきは、偏差値ではなく 条件

大学選びの“軸”がないまま探すと、
どれも同じに見えて迷うだけ。

まずは以下の6つから選びます。

① 学びたい分野(文系/理系/学部)

・経済、経営、心理、法学
・教育、社会、文学、外国語
・工学、情報、建築、薬学、看護…など

将来が決まっていなくてもOK。
「興味が持てる」だけで十分。

② 学び方のスタイル

☑ 実習が多い
☑ 座学中心
☑ 少人数ゼミ
☑ 大規模講義
☑ プロジェクト型授業

自分に向き不向きがあります。

③ 立地(通う or 下宿)

毎日通う大学は、立地が想像以上に重要です。

④ 就職の強さ

MARCH、関関同立レベル以降は
“学部選び”が就職に直結します。

⑤ 入試方式(一般/推薦/英検利用/共テ併用)

大学によって受かりやすい方式が違います。

⑥ 偏差値

最後に見るのが偏差値。
最初に見てはいけません。

高2生が迷うのは、
この6つの条件を言語化していないから。

条件が決まれば、受験校は自然と絞られます。


2.「英検」を軸にすると大学が一気に絞れる

昨今、MARCH・関関同立レベルを中心に
英検準2級・2級・準1級で加点 or 免除
という大学が爆増しています。

英語が苦手な生徒ほど、
英検利用のメリットは大きいです。

英語は最短で伸びる科目ではありません。
だからこそ 高2の今から英検対策を始めること
受験校の選択肢を“広げる”だけでなく
“受かりやすい方式を確保する”という意味でも超重要。

MARCH・関関同立「英検利用」一覧表(一般的傾向まとめ)

以下は、英検を 出願資格/加点/みなし満点 として利用できるケースを
“横断的にわかる一覧” としてまとめたものです。

※学部により異なるため、「代表的な方式」の傾向を掲載しています。

大学英検準2級英検2級英検準1級利用形式の主な例
明治大学一部の方式で加点みなし満点扱いあり共テ利用で英語満点換算/総合型で活用
青山学院大学一部方式で可加点・みなし満点多い強い加点・みなし満点共テ免除・一般の英語得点換算
立教大学英語替算の方式あり英語満点扱い多数全学部日程の加点方式が人気
中央大学一部方式で可加点・判定優遇強い加点学部ごとに利用しやすい
法政大学一部方式で可みなし満点多数優遇幅が大きい一般方式での得点換算が多い
大学英検準2級英検2級英検準1級利用形式の主な例
関西大学(関大)一部方式で可加点・免除あり英語みなし満点多数共テ免除・一般の英語替算
関西学院大学(関学)加点・免除多数英語満点扱い多い認定資格方式が人気
同志社大学一部の学部で可加点・優遇あり英語外部試験方式で利用可
立命館大学準2級で基準クリアあり加点多い英語満点多数外部試験利用方式が幅広い

3.高2生がやるべき “志望校の決め方ステップ”

STEP1:興味ある学部を3つ書き出す

悩むなら「興味ある」からでOK。

STEP2:通える範囲/通いたいエリアを書く

東京都内?
神奈川?
地方もOK?

STEP3:大学のパンフ・HPで「学部の授業」を見る

どれだけワクワクできるかがポイント。

STEP4:入試方式(一般・共テ・推薦)を確認する

特に推薦(総合型/学校推薦型)や英検加点は要チェック。

STEP5:最後に偏差値・科目を確認

偏差値だけで切らないこと。
科目数が少ない大学もある。

この「5ステップ」をやるだけで、
ほぼ100%の高2生が
“受験校が見えてくる”状態 になります。


4.「浪人生もライバル」だという現実

大学受験は高校受験と違い、
浪人生 がライバルに加わります。

現役生だけの勝負ではありません。

しかも浪人生は、
✔ 学習時間が現役生の2倍以上
✔ 基礎を1年間やり直している
✔ 模試経験が豊富

現役高2がのんびりしている間にも
彼らは圧倒的な準備をしています。

つまり、高2の冬から動けるかどうかが「逆転の分岐点」。
高3の春からではほぼ間に合いません。


5.高2の冬〜春で“何をやるべきか”具体的に

ここが最重要です。

① 英語(単語+英文法)を最優先にする

受験科目の中で最も伸びるのに時間がかかる。

推奨:
・ターゲット1400
・システム英単語Basic
・Vintage/アップグレード(文法)

② 数学は「I・Aの復習」から完全に固める

高3になってⅡBをやる頃に差がつく。

推奨:
・Focus Gold
・青チャート
・基礎問題精講

③ 国公立志望なら共通テスト対策を早めに

特に国語・地歴は時間がかかる。

④ 定期テスト=評定対策として最重要扱い

推薦の選択肢を残すためにも大切。


6.まとめ:大学選びは「高3で決めるもの」ではない

高2生が今知るべき真実は3つ。

1.偏差値ではなく条件から選ぶ

2.英検・入試方式を知ることで受かりやすい大学が変わる

3.浪人生もライバル。高2冬から始めた人だけが逆転できる

この3つを理解して動けば、
あなたの受験は“成功する側”に回れます。

迷っている時間を、行動に変える。
それが受験の第一歩です。


🎯 一覧表でわかる重要ポイント

✔ 英検2級で「出願資格クリア」や「英語みなし満点」の大学が急増

→ 高2の冬から対策しても間に合うライン。

✔ 英検準1級は“MARCH・関関同立の英語満点扱い”が多い

→ 英語が苦手な生徒ほど狙う価値がある。

✔ “英語外部試験が最強の武器になる大学”が確実に増えている

→ 一般受験だけで勝負する時代ではない。

大学受験は年々複雑になっております。学校の先生も理解が追いついていない場合もあります。

悩まれた時は、早めにs-Live北山田にご相談下さい。

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