子どもたちを取り巻く環境の複雑化について‐3つの問題点‐

誤解を恐れずに、私が感じている「子どもたちを取り巻く環境の複雑化」について3点ほど書かせて頂きます。

①現状の小学校の英語教育は、多くの英語嫌い生んでしまっている

コミュニケーションに学習の主体をおいているため、応答会話(例:「How are you?」「I’m fine.」)を学ぶことがメインとなっているように思います。乳幼児期であれば、日本語同様に「真似」から入る応答会話中心の学習は効果があると思います。

しかし、小学生高学年では、日本語での思考回路がある程度出来上がってきているので、「なぜこのような文になるのか」という理由が必要かと思います。日本語を介して理解する学習の方が、しっくりとくる子も多いと考えます。

やはり文法事項を押さえてあげないと、英語嫌いはなかなか直らないと考えます。

②高校入試における「内申点」の重要化は進むが、評価のポイントが不透明である

これは他県でも問題に上がっており、神奈川だけの問題ではないと思いますが、他県より濃度が強いと捉えております。平均点を発表せず、自分の立ち位置が分からなければ、目標を立てようがないように感じております。

またレポートもせめて「型」を指導すべきだと思います。先生ごとで異なると思いますが、【求められるレポート像】が分からなければ、子どもたちも書きようがないです。なので、親が代行する、兄姉が代行することが起こり、先生方が、本来求めているものと乖離しているように感じます。

その中で成績を付けられる訳ですから、完全に【ブラックボックス】状態です。人がつける評価なので、主観が全く入らない評価は無いと思いますが、主観:客観=2:8ぐらいの比率でないと、子どもも納得できないと思います。

③大学受験制度の複雑化と推薦入試合格者増へのシフト

私立大学の受験では「指定校推薦」「総合選抜型」「共通テスト利用」、そして本入試においては「全学部入試」「英語外部テスト利用」「一般入試」と、かなり複雑化しております。

そして現在「指定校推薦」「総合選抜型」の推薦制度の募集枠を私立大学は増やしております。経営の視点から考えれば当然のことで、早い段階で生徒を確保しておき、不足分を一般入試で補うことができます。

とはいえ、国公立を目指す場合は、あまり影響はないです。また、私大を目指す場合でも、しっかりと学力をつけていれば、合格は目指せます。合否のボーダーラインの学生にとっては、かなりシビアな問題になります。

強調すべき点は、高校の定期テストには、しっかりと取り組むべきということです。好成績を取れば、「指定校推薦」「総合選抜型」の受験が可能になります。【大学受験のカード】が増える訳です。高1の定期テストから全力で向かうべきです。そのために「中3」の春休みを「中3」で終えるか、「新高1」で始めるかで、大きな差が生じることを覚えておいてください。

上記の中で、特に②はかなり切実な問題かと感じております。しかし、裏を返せば「中高トータル」で考えることが重要になってきていると感じております。6年間で考えることが、この神奈川県では1つの「戦略」だと考えます。

内申点を鑑みて、あえて安心校を受験することも戦略としては有りだと思います。おそらく、その高校に進むと、入学時の学力はトップクラスだと思います。定期テストの点数も取りやすいと思います。そこで評定をしっかりと取っておくことで、【大学受験のカード】を増やしておきましょう。※評定:大学受験では高1〜高3の1学期の成績の平均点が【評定】となり、指定校推薦や総合選抜型で使用されます。

また高校の定期テストの勉強をしっかりとしておくことで、2つもお得なことがあります。

①共通テストでも問題なく点数が取れるようになります。特に国公立を目指す人は、共通テストで高得点を取れればかなり有利です。

②【公務員試験】を受けることもできます。内容的には高校の基礎レベルと、中学受験の問題の一部を解くことができれば、合格点を目指すことはできます。お子様が、地元志向が強い場合には、1つの選択肢になると思います。

中高トータルで考える戦略についてご相談があれば、いつでも個別にご対応いたします。

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